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スペイン危機 2012

・スペイン危機 2012

スペイン危機の拡大懸念が市場で広がっています。

2012年5月28日、スペイン国債のひとつである10年債利回りが上昇し、
6.53%となり、2011年11月以来の高水準に達しました。

 デッドゾーン=破綻予備軍と呼ばれる「7%」に限りなく接近しています。

市場では、破綻予備軍として、
スペインが支援要請に追い込まれる時期は遠くないと判断しているようで、
スペイン国債の利回りは、現在懸念されている
ギリシャのユーロ離脱リスクをめぐる問題に関わらず
上昇すると予想されています。

ポルトガル、ギリシャ、スペイン、イタリアと
南欧に襲いかかっている欧州危機ですが、
待ったなしの状態にきています。

スペインがこのまま財政破綻に追い込まれると
次はイタリア、フランスと欧州危機2012は、
加速して連鎖していくことは間違いありません。

欧州危機の大きな問題は3つあります。

・ 通貨と国債の歪みの問題
  通貨をユーロに統合したにもかかわらず
  国債の発行は各国に委ねてしまった歪み。
  この歪みは、「欧州共同債」の発行がやっと議論され始めています。

・ 失業率の問題。
  若者の失業率が50%を超えており、
  経済が心不全に陥っています。

  経済発展ための道筋がないことも一つですが、
  南アフリカを中心とした移民(安価な労働力)の問題が根本にあります。

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  日本も現在、新興国からの低価格商品の攻勢に苦難していますが、
  ヨーロッパーでもその影響が大きい”南”ヨーロッパから
  危機が拡大しています。

・ 借金依存体質の問題
  経済的な構造転換の中で、本来削減すべき費用を
  借金で賄う(政治的)体質による問題先送り体質です。

  借金体質は、日本も同じで金額ベースではそれ以上です。
  借金はいつまでも無限にできるものではなく、
  いずれ限界がきます。

ギリシャ・スペイン危機2012は、
これらの問題のタイムリミットが近づいてきたに過ぎないことで
借金に依存する世界各国は、
次のタイムリミットに備える必要があります。

2012年はそのタイムリミットが次々とやってくる公算が高いとされています。

ユーロでは、フランスがその準備を始めています。

1000兆円の借金を抱える日本も
対岸の火事ではなく、同じ問題をかかえているという自覚の下、
先に動けるかどうかに今後の鍵が握られています。


スペイン危機/2012

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